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>Part8 建替え?リフォーム? その2

建て替えより家族にやさしいリフォーム

東京の世田谷区という地域は住宅地としてのブランドが有る土地柄です。
世田谷区の面白いところは新旧混然としていて、今でも専業農家が頑張っている地域でもあります。

ある日、そんな農家のご主人が当社を訪ねてきました。40歳台の日焼けした方でした。各社のハウスメーカーの作った図面と見積書を山のように抱えてきました。ご主人は疲れ切った表情で今までのいきさつを説明してくれました。

「俺の家は代々農家でね。今更商売替えも出来ないし、アパート経営で遊んで暮らすのも性に合わないんだよ。農業には愛着は有るし、お袋も女房もこの仕事を嫌がってはいないらしい。住んでる家は80年位経っているけど昔の家だから柱も梁も太いからまだまだ住めると思うよ。お袋はこの家に50年以上も住んでいるから愛着があってお袋の目の黒いうちは壊したくないらしい。女房は台所や風呂場をちょこちょこ直してきているけど、そうとう使いにくいらしいな。今まで多くのハウスメーカーに相談してきたけど、どれも今の家を壊して建て替えなさいと言ってるんだよ。間取り図もずいぶん持ってきたけどさ、農業しながら暮らせる間取りじゃなかったね。どうしたら良いかね」

以上が話の大筋でした。私は住まいについての講演の時、金魚鉢の水を例にする事があります。金魚を飼う場合に注意することのなかで、水を入れ替える時に全部新しい水にしてしまうと金魚が死んでしまう、半分古い水を残し半分新しい水に替える。このほうが金魚が長生き出来ると子供の頃親に教えてもらった記憶があります。

人間の住まいもまさしく金魚鉢と同じです。住み慣れた家を捨てて、新しい住まいに移ることは特にお年寄りほど辛いものです。老人同居の家庭では慣れたものが全て消え失せ、新しいものに変わってしまう新築に反対するお年寄りが少なくありません。

住宅に関する統計を見ても60歳以上の方の70%以上が「住み慣れた家に住んでいたい」という結果が出ています。

相談に来られた農家のご主人に増改築をお薦めしました。主婦にとって不便な水廻りを撤去して新しい水廻りを母屋に増築する。農作業から帰ってきたら作業衣のまま台所や風呂場に出入り出来るようにする。作業に必要な土間も動線内に設定する。おばあちゃんは住み慣れた母屋の和室で今まで通り寝起きする。ご主人の息子の代に農業を廃業して古い母屋が厭になれば増築部を残して建て替える。

絶えず新しい水は半分という事を繰り返すわけです。生活環境の激変は家族のストレスを増加させてしまうことを忘れないで下さい。

「住まい=生活の場」です。生活スタイルを考えた上での住まいでなければならないのです。

住環境ネットでは、住み手の方としっかりと相談したうえで、最良の方法(リフォームか、建替えか)をご案内させていただきます。
業者でないからこそできる、相談をいつでも受け付けております。お気軽にどうぞ。


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