再開発に伴う移転

プロジェクトの概要

既存施設、正面は吉田抱竹の居宅と顕彰 右側は吉田抱竹記念会館
港区麻布台に拠点を置く書道の啓蒙・普及団体である公益財団法人“書壇院”が、市街地再開発事業の決定に伴い、その居を新たにすることに伴って生じる諸問題の解決に向けて、住環境ネットは多面的な支援活動を実施した。 既存施設は、書壇院の始祖である吉田苞竹の居宅で大正期の匠の手になる質の高い上品な木造家屋と、そこに隣接する明治初期の土蔵、ならびに昭和49年に開館した鉄筋コンクリート造の吉田苞竹記念会館が配置されていた。
(写真 右:既存施設、正面は吉田抱竹の居宅と顕彰 右側は吉田抱竹記念会館)


移転後の書壇院外観、左側が展示室再開発事業に伴う等価交換方式による今回の移転先は、従前と全く質の異なる建築空間となるため、これを推進していく過程の節目毎に要する意思決定に際して、極めて専門的かつ多面的評価を事業主体である書壇院の中で共有する必要があった。住環境ネットは、書壇院からの要請を受けて業務委託契約を結び、書壇院の利益代表者の一員としてプロジェクト推進のための支援活動を実施した。
(写真 左:移転後の書壇院外観、左側が展示室)


支援内容

展示室内部吉田抱竹の出身地、鶴岡市に移設した顕彰碑1.移転対象の不動産価値評価:建築施設の減価償却に関する調査報告
2.再開発事業への参画の検討:今後の事業方針、移転判断に関する分析
3.権利床との等価交換に関わる諸検討
4.新拠点予定床の計画理念の絞り込み、現況分析に基づく新拠点の床利用計画の検討
5.書壇院の内装実施設計図書の監修:意匠図、電気・通信設備図、給排水衛生・空調図
6.顕彰碑受け入れ先に関わる諸折衝業務、埋蔵文化財の発掘届出業務  
7.吉田抱竹顕彰碑移設に関する設計、公園施設設置許可申請手続、施工監理

(写真 上:展示室内部 下:吉田抱竹の出身地、鶴岡市に移設した顕彰碑)